長い坂道駆け上がり泣いた

最近サカナクションが聞けるようになった。真心ブラザーズも。聞けないということすら忘れていた。サカナクションは別れた人に教えてもらったんだった。彼はトイレに行くときに「アイデンティティ」を聞くようにしていた。思いついて面白いと思ったことは 必ず実行した人。

真心ブラザーズは、片思いしていたころによく聞いていた。甘酸っぱい不安 と無限に未来があるのを信じていたころ。奈良の夜 を車で走っているところを思い出す。

久しぶりに 分かれた人と連絡を取った。振られたころは想像の範囲内で生きろ!! とばかり願ったけれども、べらぼうに素直な彼はそんな呪いにもかからず、彼自身の創造さえも自由に飛び越えていった。貸して返ってきた本は私の血と肉にする。二年たって私の呪いもそろそろ 解かなくては。

 

新しく好きな人は 上品なグレーという感じ。白に近い美しい 色。