一時帰国

大阪に帰ってきている。

2週間の滞在。

あまりに過去の自分の気配が濃すぎてあまり注視できなかった本棚から 何冊かベルリンに持っていこうと思う。

過去の自分がずっと隣にいるようで 引き出しの中身も本の並びも何度も目でなぞっては自分の世界に閉じこもっていた不登校時代のわたし 大学でやっと世界が開けて限りない可能性を信じていたわたし が今当時の何も持たずにベルリンで暮らすわたし になって 過去と現在のとても長い距離をわたしなりに歩いたのにこの部屋は何も変わっていない。

町へ出ると相変わらず人の視線が怖い。

あまり長くいたらベルリンのことすべてが夢だということに 気づいてしまうような。

いろんなわたしとのバランスが 取れないんです。